朝の目覚めとしては悪くなかった。ボクの中
に存在するカレを上手くなだめすかせている
証拠なのだろう。修理を終えたライカを持っ
ていつもの喫茶店で朝食を終えて辺りを歩く
ことにした。
休日ともなればここから山に向かって登る人
に多く出会う。ボクは登山やハイキングの趣
味はないが自分と向き合うといく意味では写
真も同じことなんだろうと思えてくる。
(Leica M-E / Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical VM)
青空が広がり朝から陽射しが強く降り注いで
いた。木々や草花も夏色を見せて力強く空を
向いているが赤外線を通すと木々の葉が白く
染まり俯瞰的に見ることのほうがお似合いな
ような気がした。
道端でおじさんが子どものような笑顔で釣竿
を軒先で手入れをしていた。なぜだろうか?
おじさんと花やしきという言葉が思い浮かん
できた。暑さで白昼夢を見たのだろうか?
(Leica M-E / Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical VM)
今日も美術館には入らず周りを散策。展示物
より周辺の景色のほうがボクにとって価値の
あるものなのだ。
(Leica M-E / Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical VM)